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【私、脱いだらスゴイんです。】 第6弾
2017 / 03 / 23 ( Thu )

【私、脱いだらスゴイんです。】 第6弾は、

Kendohくんのストラトタイプを修理します。

モノは
Tokai Custom Edition
Body:多分Sen?
Neck:Maple
FingerBord:Rosewood
P.U.:SSH (Super Drive L.WHITE) 




こんな感じで所々配線が切れ、パーツも紛失した状態です。

細かい傷や汚れで塗装が白く濁ってますが、木目に合わせて塗装が凸凹するほど薄い塗装です。何だか作りが良いような気がします。

あとKendohくんと「怪しいピックアップついてるね」と話してて、

気になったので調べてみました。

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《 L.WHITE ピックアップ 》

80年代~90年代に製造されていたtokaiオリジナルピックアップ
ビンテージピックアップを徹底的に研究、解析し、かつtokai製ギターに最適化するように開発。
コイル線にOFC(無酸素銅)を採用しクオリティを保つため、tokai社内で一個一個ベテラン職人が手巻きした贅沢なピックアップ。 コストがかかりすぎて現在ではとても製造できない。
音的にはチューブアンプに合ったウォームなクリーントーン、さらにボリュームを上げると適度に枯れたクランチサウンドで、今でもこのピックアップでしか出せない音があるといわれている。
L-WHITEとは当時アメリカのtokai代理店の社長だったLAWRENCE WHITEにちなんだネーミング

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だそうです。

バブルの遺産でしょうか!?何だか気になります!
しかもシングルピックアップのリード線に単線使ってますよ!
実測抵抗値はF,Mが11.6kΩ、Rが16.4kΩ結構なハイパワーです。





不足パーツを注文したんですが3日で到着の予定が私の確認ミスで1週間かかってしまいました><

つこって
届くまで暇なんで傷だらけの外観を徹底的にキレイにしちゃいましょう!!
 

・くすみきったゴールドパーツこれが危険!!ちょっとした刺激で金色が剝がれてしまうんで、すでに剥げてしまってるところは仕方ないですが、健全であろう箇所はくすみだけを除去するように細心の注意!(今回用意できませんでしたが仏具用の金箔、金メッキ磨き剤なるものがメチャクチャ良いらしいです。)


・指板も保湿を兼ねてオレンジオイルでクリーニング・・・
ってどんどん吸い込んでくよ@o@


・酸化してくすんだフレットも金属磨きと綿棒でピカピカ


・サビの浮いたピックアップのポールピースも金属磨きを割り箸、爪楊枝でゴシゴシ


・そして難関の傷だらけのわがままボディ!シースルーの塗装が透き通って木目もくっきり見えるまで磨きます。


どうです奥さん、テカテカのスケスケですよ!!



改めて届いた分も合わせて交換部品をリストアップしときます。

 
・ピックガード(SSH ホワイトパール)


・ピックガード用ビス x11


・5WAY セレクタースイッチ


・セレクタースイッチノブ(黒)


・エンドピンクッション


・トレモロスプリング(テンション強)


・配線材 1:1950年代 Alpha 20AWG 撚り線  1461


・配線材 2:1940年代 Belden 20AWG BrownEnamel 単線


・キャパシタ:Cornell Dubilier Drop 0.022uF 200V(仮)
シングルでもハムバッカーにも相性がよく、且つモダン系なCornell Dubilierで決まると思いますが、一応他のも試してみます。


・ハンダ:1950年代 Alpha 青缶 510


今回はちょっと冒険してアウトプット直前の部分だけ古~いBeldenの単線にします。
kendohくんの好きそうな硬く元気な音を念頭においてP.U.のコンセプトを踏襲しつつ、あんまりビンテージによりすぎないモダンで元気な音を期待してます。

また1Vol,2Toneの場合フロントピックアップをTone1、ミドルピックアップをTone2に接続してリアピックアップはTone回路にはつながずダイレクトアウトするのが典型的なようです。
(シングルコイル、ハムバッカー混在の場合ポットの抵抗値の合計値も絡んできますが)
ですがkendohくんと相談の上、リアピックアップにもトーンを効かせることにしました。




ps://www.youtube.com/watch?v=vyUMYYc8lxU&list=RDTxK2Sj5fj_c&index=3

作業開始
 


 

「よいではないか、よいではないか。」
 


 

「ア~~レ~~ェ~~」
 


 

完成
 


 





赤いシースルー、ホワイトパールのピックガードのストラトは最早ケンちゃんモデルですね。

頭の中で出来上がりの音を想像しただけのパーツ選択なので、出来上がってみるとすごく不安ですが音だししてみます・・・
 

試奏開始




「ええのんか?これがええのんか?」



「ア~~レ~~ェ~~」




終了
 

何ですかこれは!
思ったよりいい音しますよ!!

今回は途中で変なスイッチ入ってしまってキュッキュキュッキュ磨きまくってしまいましたが以上です。


ではでは またねーノシ

追記、こっそりアウトプットをAnsonia 1930年代 29AWG 絹巻きエナメル x8本(20AWG)に変更しました。
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【私、脱いだらスゴイんです。】 第7弾 | ホーム | FERNANDES Precision Type Bass 修理終わりました。
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